ホンロウトウとは
ホンロウトウは、面子がすべてヤオチュウ牌（1・9の数牌と字牌）で構成されたアガリ役であり、麻雀の戦術において重要な役の一つです。
 |   ポン |   ポン |   ポン |  |
ヤオ九牌【ヤオチューハイ】
1・9の数牌（シューパイ）と字牌（ジハイ）のことです。
        |
ホンロウトウの基本概念と魅力
ホンロウトウは、主に1・9の数牌と字牌で手を構成することにより、そのアガリ役が成立します。この役は2翻役ですが、必ず三暗刻（サンアンコー）か対々和（トイトイホー）との複合となるため、実質的には4翻役以上となります。ホンロウトウの魅力は、その高い翻数と比較的狙いやすさにあります。
ヤオチュウ牌の活用方法
ヤオチュウ牌は、ホンロウトウを狙う際に重要な役割を果たします。初めからヤオチュウ牌が多い場合は、ホンロウトウを狙ってみることがおすすめです。しかし、ホンロウトウを狙う際には、他の役との複合も考慮しながら手を進めることが重要です。
三暗刻（サンアンコー）との複合
| | ポン | ロン |
対々和 （トイトイホー）との複合
| ポン | ポン | ポン | |
覚えておこう！
ホンロウトウは最初から狙って作れる手ではないものの、ヤオチュウ牌が多く集まったときには積極的に狙ってみることがおすすめです。
また、ホンロウトウを狙う際には、他のプレイヤーの手の動きや、捨てられる牌にも注意を払い、適切なタイミングでアガリを狙いましょう。
ホンロウトウを狙う上での注意点
ホンロウトウを狙う上で、以下の注意点を押さえておくことが重要です。
- 他のプレイヤーがヤオチュウ牌を切っているかどうかを確認しましょう。もし、他のプレイヤーもヤオチュウ牌を狙っている場合は、競合が激しくなるため、ホンロウトウの狙いにくさが増します。
- ツモ牌が中張牌（2-8の数牌）である場合、ホンロウトウを狙うことが難しくなります。中張牌を活用した他の役を狙うことを検討しましょう。
- ホンロウトウを狙う際には、速いアガリよりも高翻数を目指すことが一般的です。そのため、リーチを控えめにし、他の役を同時に狙っていくことが重要です。
ホンロウトウの成功事例
ホンロウトウが成功した事例を以下に紹介します。これらの事例を参考にして、自分の麻雀戦術に活かしましょう。
事例1: ヤオチュウ牌が早い段階で集まった場合
最初のツモからヤオチュウ牌が多く集まった場合、ホンロウトウを狙うことが適切です。このような状況では、速攻性よりも高翻数を目指すことが重要です。他のプレイヤーがアガリにくい牌を切りながら、積極的にヤオチュウ牌を集め、高翻数を獲得しましょう。
事例2: 他のプレイヤーがヤオチュウ牌を切っている場合
他のプレイヤーがヤオチュウ牌を切っている場合、ホンロウトウを狙うことが容易になります。相手がヤオチュウ牌を切る理由は様々ですが、その中には、役が完成しているために切るケースもあります。このような状況では、相手の手を見極めながら、ヤオチュウ牌を集めてホンロウトウを完成させましょう。
事例3: ツモが中張牌である場合
ツモが中張牌である場合でも、ホンロウトウを狙うことが可能です。例えば、他のプレイヤーがヤオチュウ牌を切っている場合や、捨て牌の分析からヤオチュウ牌がまだ残っていることが分かる場合は、中張牌を捨ててヤオチュウ牌を狙っていくことがおすすめです。
ホンロウトウを狙うコツ
ホンロウトウを狙う際には、以下のコツを押さえておくと、成功確率が上がります。
- ツモ牌を注意深く見極めましょう。ヤオチュウ牌が多い場合はホンロウトウを狙いやすくなりますが、中張牌が多い場合は、ホンロウトウを狙うのではなく、他の役を狙っていくことが賢明です。
- 他のプレイヤーの捨て牌を常にチェックしましょう。彼らがヤオチュウ牌を切ることで、ホンロウトウが完成しやすくなる可能性があります。
- ホンロウトウは高翻数を狙う手ですが、速さも重要です。他のプレイヤーがアガリそうな場合は、無理にホンロウトウを狙わず、早いアガリを狙うことも考慮しましょう。
- ヤオチュウ牌が足りない場合、他の役との併用を検討しましょう。例えば、対々和や三暗刻といった役が完成していれば、ホンロウトウが完成するまでの期間を短縮できます。
まとめ
ホンロウトウは麻雀の魅力的な役であり、適切な状況下で狙うことで、高翻数を獲得することが可能です。ヤオチュウ牌が多く集まったときや、他のプレイヤーがヤオチュウ牌を切っている場合には、積極的にホンロウトウを狙ってみましょう。ホンロウトウを狙う上での注意点やコツを押さえ、勝率向上につなげていきましょう。