麻雀では、様々な面子や組み合わせが存在し、それぞれ特徴があります。この記事では、基本的な面子や組み合わせの種類と呼び方を解説します。また、注意点や初心者が陥りがちな間違いもご紹介します。
面子(メンツ)とその種類
麻雀では、牌の組み合わせを面子(メンツ)と呼びます。面子は主に刻子(コーツ)、槓子(カンツ)、順子(ジュンツ)、塔子(ターツ)、対子(トイツ)の5種類があります。それぞれの面子について詳しく見ていきましょう。
刻子(コーツ)とは?
刻子は同じ牌が3枚揃った組み合わせで、以下の2種類があります。
暗刻(アンコー)
ポンをせずに作られた刻子
暗刻(アンコー)はポンをしないでつくった同じ牌の3枚の組み合わせです。
明刻(ミンコー)
ポンによって作られた刻子
明刻(ミンコー)はポンをでつくった同じ牌の3枚の組み合わせです。
誰からポンしたか分かるように、牌をポンして、もらった人の席の位置にあたるパイを横にして、自分から見て卓の右側に明かして置きます。
上の例で解説すると、2万(リャンワン)の明刻(ミンコー)は正面に座っている人からのポンによって作ったことになります。
槓子(カンツ)とは?
槓子は同じ牌が4枚揃った組み合わせで、以下の2種類があります。
暗槓(アンカン)
ポンをせずに作られた槓子
暗槓(アンカン)はポンをしないでつくった同じ牌の4枚の組み合わせです。
暗槓(アンカン)をする場合は上のように両端の牌を裏にして、自分から見て卓の右側に置きます。
明槓(ミンカン)
ポンやカンによって作られた槓子
明槓(ミンカン)は暗刻(アンコー)のとき、他の人からカンしてつくった同じ牌の4枚の組み合わせです。明刻(ミンコー)からも他の人から冠すれば、明槓(ミンカン)となります。誰からカンしたか分かるように、牌をカンして、もらった人の席の位置にあたるパイを横にして、自分から見て卓の右側に明かして置きます。
順子(ジュンツ)とは?
順子は同じ種類の数牌が連続した3枚の組み合わせです。ただし、1〜9の間でのみ順子が成立します。
順子(ジュンツ)は、上のように同一種類の数牌(シューパイ)が「1・2・3」や「4・5・6」など数字が順に3つ揃ったことをいいます。
暗槓(アンカン)をする場合は上のように両端の牌を裏にして、自分から見て卓の右側に置きます。
上の例は順子(ジュンツ)にはなりません!
あくまでも1〜9の間でのみしか順子(ジュンツ)は作ることは出来ません。
塔子(ターツ)とは?
塔子はあと1枚で順子になる数牌2枚の組み合わせです。
塔子(ターツ)は、上のようにあと一枚で順子(ジュンツ)になる数牌(シューパイ)2枚の組み合わのことです。
対子(トイツ)とは?
対子は同じ牌が2枚揃った組み合わせです。
麻雀の役を作るための面子の重要性
麻雀で勝利するためには、役を作ることが重要です。役を作るためには、面子を上手く組み合わせていく必要があります。以下では、面子が役にどのように関係しているのかを紹介します。
面子と役満
役満は、最も高得点の役で、特別な面子の組み合わせが必要です。例えば、「四暗刻」は、4つの暗刻(アンコー)と1つの対子(トイツ)で成立します。役満を狙う際には、面子の組み合わせが非常に重要になります。
面子と通常の役
通常の役でも、面子が重要な役割を果たします。例えば、「平和」は、4つの順子(ジュンツ)と1つの対子(トイツ)で成立し、「三色同順」は、3つの異なる種類の牌で同じ数字の順子(ジュンツ)を作ることで成立します。これらの役を作るためにも、面子の組み合わせが大切です。
面子と待ち方
面子の組み合わせによって、待ち方が変わります。例えば、塔子(ターツ)や対子(トイツ)がある場合、それらを利用して他の牌を待つことができます。待ち方が複数ある場合、効率的な手作りができるため、面子の組み合わせが重要となります。
面子を効率的に作るためのコツ
面子を効率的に作るためには、以下のようなコツが役立ちます。
- 手牌をよく観察し、どの種類の面子が作りやすいかを把握しましょう。
- 対子(トイツ)や塔子(ターツ)を上手く活用して、待ち牌の範囲を広げましょう。
- 他のプレイヤーの捨て牌をチェックし、どのような面子が狙いやすいかを考慮しましょう。
- 柔軟な発想で面子の組合わせを考え、手作りを効率化しましょう。
- 他のプレイヤーが鳴いた牌を観察し、どの面子が現れやすいかを予測しましょう。
まとめ
面子は麻雀で役を作るための基本的な要素です。刻子、槓子、順子、塔子、対子などの面子の種類を理解し、効率的に面子を組み合わせることで、役を作りやすくなります。また、待ち方や他のプレイヤーの捨て牌を観察することで、面子をさらに効果的に活用できます。麻雀の技術を向上させるために、面子の組み合わせについて理解を深めましょう。